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分析化学講義

 東邦大学薬学部において矢島毅彦先生(現名誉教授)が30年以上にわたり担当された講義の資料を掲載します。講義資料は14 章から成る集大成であり,平衡論,定量分析の2部に分かれています。これは当時学生に配布したものに、著者自身により加筆・修正が行われたものです。

分析化学Ⅰ(平衡論)

 分析化学の目的は、検体中に「何が」「どれだけ」あるかを調べることにある。前者が定性分析であり、後者が定量分析である。薬学で扱う検体は主に、薬剤(錠剤、注射液等)、血液や尿などの体液、食品、環境試料(水、大気等)である。また、量的には錠剤中の主成分のように多量にあるものから、環境試料中のダイオキシンのような超微量成分まで極めて幅が広い。このように薬学における分析化学の特徴は、質的にも量的にも極めて幅の広いことにある。

 分析化学の学習には計算力が不可欠である。学習に当たっては手許に常に電卓を用意し、自ら計算して確認しながら先に進むことが望ましい!

 なお、本文中に“教科書○○ページ参照”とある教科書は下記の通りである:
「コアカリ対応 分析化学」(補訂版:丸善、2008年刊)

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分析化学Ⅱ(定量分析)

 分析化学の方法論は、大別すると化学的方法と物理的方法になる。分析化学Ⅱでは化学的方法のうちの日本薬局方に採用されている定性・定量分析法—特に定量分析法のうち容量分析法—を対象としている。従って、検体は主として医薬品である。なお、実用的分析は様々な化学反応や理論の組み合わせ、技術的工夫や科学的常識で成り立っており、身に付けるには基礎理論の理解だけでは不十分であり、応用力を培うことも必要となる。
ここでは、具体例を日本薬局方から取っているが、これはこの科目が薬剤師国家試験における「純度試験」、「確認試験」、「定量法」等への導入的段階になっていることによる。

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