学会発表

機器分析とELISAの不確かさに関する規格:ISO 11843 Parts 5 and 7 & JIS 8462-5

林 譲
帝京平成大・薬

機器分析とELISAの検出限界を推定する方法の国際規格として,次の2つを紹介する:
Part 5 (11843-5): Methodology in the linear and non-linear calibration cases;
Part 7 (11843-7): Methodology based on stochastic properties of instrumental analyses.
前者の翻訳規格は,
測定方法の検出能力―第5部:検量線が線形及び非線形である場合の方法
である。これらの規格に共通する基本的な概念は,精度プロファイルから検出限界と定量下限を求める点にある。精度プロファイルとは,測定値または定量値(濃度推定値)の相対標準偏差(RSD)のサンプル濃度に対する依存性を表したグラフ(関数)である。精度プロファイルでは広い濃度範囲でRSDを記述する必要があるため,これらの規格は,実サンプルのくり返し測定ではない方法から,標準偏差を求めている。適用可能な範囲内においては,環境,経費の点から,これらの規格は有利である。

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